西播磨フロンティア祭2026に出展しました~反射神経ゲームを本物の電子パーツで作る~
10月24日、光都で開かれた西播磨フロンティア祭2026に、光都ICTクラブとしてプログラミング体験で出展しました。午前・午後とも定員10名、合わせて20名の枠は満員御礼。ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

フロンティア祭のために作り直した反射神経ゲーム
今回の教材は「反射神経ゲーム」です。クラブでこのゲームを作るのは、じつは初めてではありません。2025年の夏に龍野プログラミングクラブで、Raspberry Pi Picoを使って作ったのが始まりでした。
それを今回、フロンティア祭のために「UIAPduino」というマイコンボードで作り直しました。
マイコンボードは、電子回路の「頭脳」にあたる部品です。LEDを光らせる、ボタンが押されたことを読み取る、といった指示をすべてここが出しています。パソコンとUSBケーブルでつなげば、Arduino IDEというソフトを使って中のプログラムを書き換えられます。
遊び方はシンプルです。ボタンを押すとLEDがすべて消え、1〜10秒のどこかで青いLEDが光ります。その瞬間にボタンを押す。押すまでの時間が0.2秒より速ければ緑、0.4秒より速ければ黄、それより遅ければ赤が、青といっしょに光ります。青が光る前に押してしまうと「フライング」です。
押すまでの時間は、マイコンが1000分の1秒単位で計っています。計っている間はわざと余計な待ち時間を入れず、少しでも正確に測れるようにプログラムを組んであります。
14個のパーツを挿すだけ、なのに
作業は、実体配線図を見ながらブレッドボードにパーツを挿していくだけです。ブレッドボードは、はんだ付けをしなくても電子回路を組める板のこと。マイコンボード、LED、抵抗、タクトスイッチ、ジャンパーピンを合わせて14個のパーツを挿します。
「挿すだけ」なのですが、これがなかなか進みません。配線図の位置と実際の穴を見比べて、数え間違えて、挿し直す。抵抗やジャンパーピンの足を曲げてしまう子もたくさんいました。電子パーツの足は細い金属なので、まっすぐ押し込まないとすぐに曲がってしまいます。どのくらいの力で挿せばいいのかは、やってみないとわかりません。これも慣れと勉強です。

「全然緑が出ない。めっちゃ難しい」
回路ができて電源をつなぐと、LEDが4つとも光ります。ここからが本番です。
私はデモンストレーションで何度やっても、一発で0.2秒を切って緑を出せました。ところが子どもたちは、なかなか出せません。「全然緑が出ない。めっちゃ難しい」と言いながら、何度も何度もボタンを押していました。緑を出せたのは3人くらいだったと思います。
ボタンを押してLEDが光るだけの、単純なゲームです。それでもみんな夢中でした。自分の手で組み立てたものが動いて、自分の反射神経を測っている。だからなおさら楽しいのだと思います。

45分でできたこと、できなかったこと
この反射神経ゲームは、プログラムを書き換えられます。待ち時間の長さや、緑が出る基準の0.2秒を変えれば、難しさを自分で調整できます。まったく別のゲームに作り替えることもできます。配布資料にもプログラムを載せていました。
ただ、時間内にそこまでたどり着いた子はいませんでした。プログラムのコードを書くところから始めたら、45分ではとても終わりません。実体配線図を見てブレッドボードに配置するところまでなら、小学校低学年の子でも45分でできる。今回はそこに絞りました。
それでも、使ったパーツは子ども用のキットではありません。大人も使う、本物の電子パーツです。
画面の中だけがプログラミングではない
プログラミングと聞くと、パソコンの画面の中でゲームを作ることを思い浮かべる方が多いと思います。もちろんそれもプログラミングです。でも、実際に形のあるものを作って、それをプログラムで動かす。これもプログラミングです。
会場で、保護者の方からこんな声を聞きました。「電子工作をさせてやりたいけど、本格的なものは親がわからないから、させてあげられない」。
その気持ちはよくわかります。電子回路は配線を一つ間違えるだけで動きませんし、なぜ動かないのかを突き止めるのにも経験が要ります。
光都ICTクラブでは、子ども用に薄められたおもちゃではなく、大人と同じ本格的な電子工作に取り組んでいます。西播磨で電子工作とプログラミングをここまで本格的にやっているところは、多くないと思います。難しいです。でも、難しいからこそ楽しい。緑が出なくて悔しがっていた子どもたちの様子が、まさにそれでした。
続きは、クラブで
当日は、8割の子がキットを持ち帰りました(材料代1,000円)。マイコンボード、ブレッドボード、USBケーブル、抵抗、LED、タクトスイッチ、ケースのセットです。
持ち帰ったキットは、パソコンにつなげばプログラムを書き換えられます。ただ、最初の一歩を一人で踏み出すのは難しいかもしれません。続きは、ぜひクラブで一緒にやりましょう。
- 光都ICTクラブ(毎週金曜/光都プラザ)
- 相生コンピュータークラブ(隔週水曜/相生市西部公民館)
- 龍野プログラミングクラブ(隔週土曜/JR本竜野駅多目的室)
どのクラブも見学は自由です。日程はホームページのカレンダーでご確認ください。
昨年の出展の様子は「西播磨フロンティア祭2025に出展しました」でご覧いただけます。
