龍野プログラミングクラブ(2026年7月)~寄り道は遠回りではない~

龍野プログラミングクラブは、JR本竜野駅2階多目的室(上の写真)で定期開催しています。改札前、至便です。駐車場も無料で使えます。

もう少し本腰を入れて基礎練をしよう

何度も繰り返し書いています。光都ICTクラブではゴリゴリとコードを書かせます。したがって、タイピング入力は必須です。タイピングがうまくできないと、そもそもついていくことができません。

息をするように自然とキーボード入力ができたら、コード入力が苦になりません。

コードを入力すること、いわば「写経」です。お手本に従ってコードを入力し続けることで、また良いコードを写経することで、プログラマーの息遣いを感じて習得していきます。

効率が悪いと言われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、これがいつの時代も最速、最短の方法でもあります。

地味な練習の繰り返し、「千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を練とする」。宮本武蔵の言う「鍛錬」というのは、まさしくプログラミングにも該当します。

そしてアルゴロジックも、プログラミング練習の基本です。

ある課題を最短の手順で解くということ、小さな手順の組み合わせで問題を解決するということ。これらを直感的に、肌感覚で身につけることが大切です。

この部分は、直感的に肌感覚で身につけることが重要であり、肌感覚を養う上でこのゲームは本当に強力なツールだと思います。

電子工作に寄り道してみよう

電子工作に興味を持っていたメンバーが、そのことについて話してくれました。先月約束していたので、今月は電子工作をします。

私がここで提案したのは、サイコロ電子工作プログラムです。LEDとタクトスイッチ、抵抗を用いて、これらをRaspberry Pi Picoに接続します。

Raspberry Pi Picoでプログラムを作成し、サイコロの目が「1」から「6」まで表示されるようなプログラムを作ります。

以前、彼が見せてくれたのは、プリント基板にLEDとICをはんだ付けしたら、サイコロのように目が出る電子工作です。出来合いのものを使えば、そういったプリント基板は既にあります。しかし、うちのクラブにそんなものはありません。

私が選定したLEDなどの部品をユニバーサル基板に載せ、それを手はんだで、配線とともにすべて自分で考えながらはんだ付けしていきます

自分で考えながらと言っても、最初からそれができるわけではありません。

まずはお手本の出来上がりを真似るところから始めます。これもプログラミングの作業と同じく、真似ることから始めるのです。

真似るは学ぶことであり、学ぶことの原点です。

よくある失敗例は、最初から高機能な商用製品のようなものを望むことです。これは大失敗の元です。

小さいところから作るべきです。ハンダ付け一つまともにできないのに、商用の製品として売っているようなもの、たとえそれが100均で売っているようなものであっても「簡単に作れる」と思ってしまうのは、思い上がりでしかありません。

小さな成功体験を積み上げていくこと、小さな技術の積み重ね、それが最終的に、ゆくゆくは大きなものを作り上げる力になります。

もちろんプログラムもあるよ

こちらは体験者向けに作ってもらっている、反射神経ゲームです。

この反射神経ゲームも、LEDとタクトスイッチと抵抗、そしてRaspberry Pi Picoを組み合わせた電子工作です。ハンダ付けまではしておらず、ブレッドボードの上に組み上げるものです。

Raspberry Pi PicoはMicroPythonでプログラムを書けます。ICの中に全部プログラムが書いてあってハンダ付けすればすぐに動くというものではなくて、ハンダ付けして、さらに電子回路を組み上げて、さらにプログラムを書くというこの一連のプロセスは、なかなかハードだと思います

ハードでもやります。難しさを楽しむのがクラブの信条です。

そして、大人よりも子供の方が、分からないなら分からないなりについてくるというのが面白いところです。

大人だと「分からない」と諦めて来なくなります。しかし、子供は分からなくても面白がってついてくるという凄さがあります。そうして分からないなりに徐々に力をつけていって、最後には分かるようになる。これは子供だけの特権ではないかな、と思います。

教材を進めつつ

教材を進めつつ、かつ自分なりにゲームを作っているメンバー。

動画に載っていた画像をゲームの中に取り込むというコードにヒントを得て、自分のゲームにも画像を表示していました。

生成AIを使って、ゲーム本体は簡単に作れるようになりました。本当に小学生でも簡単にゲームが作れる、そんな時代になりました。

ただ、これはプログラムを勉強しなくていいということにはなりません

画像を取り込むという仕組みを知らないと、プログラムにすべて画像を描かせようとしてしまいますが、これはナンセンスです。画像はすでに用意してあるものを取り込んでくるというプログラムを書いた方が、よほど綺麗で早くできます。

生成AIに任せていると、そのあたりは勝手にやってくれません。人間から定義する必要があります。

生成AIを使っても、生成AIに使われる人間になってはいけません。

クラブでは積極的に生成AIを使います。それは使いこなすために使うのであって、使われるために使っているわけではないということです。