SEになろうプロジェクト第1回~課題の整理とアイデア出し~
太子プログラミングクラブのスピンオフとして、「SEになろうプロジェクト」の第1回を開催しました。早速盛んな意見がでてきました。大人が圧倒されていました。
ミッションを確認する
最初に確認するのは、課題とスケジュールの確認です。何をいつまでに実行するのかを明確にしておきます。
課題 | 太子総合公園 松田山遊歩道に、クイズを解きながら散策できる仕組みをデジタルで実現する |
スケジュール | 2025年11月のあすかまつりまでに設置完了する |
実は、この企画は、お太子木こりん(https://kicorin.weebly.com)として活動をされている松岡さんとのコラボ企画です。ちょうど構想をねっていらっしゃったところ、太子プログラミングクラブのメンバーで取り組んだらおもしろいのではないかと提案して、実現しました。
プログラミングを勉強しても、実際の世の中でどのように生かされているか、あまり実感できないと面白くないなあと思います。そこで、現実にある「課題」を「ICT技術で解決」する体験をしてもらおうというのが狙いです。
さらに、自分で作ったプログラムを画面の中だけで終わらすのではなく、フィールドに置いて、友達に自慢してもらいたいと考えています。
毎年開かれるあすかまつりで、松田山に人が入るそうです。まずは、そこに間に合わせます。月一開催で5回しかありません。かなりハードだと思います。
ブレインストーミングでアイデアを出す
課題を確認したところで、ブレインストーミングをしてアイデアを出していきます。
ブレインストーミングは、大人でもよくやる手法です。仕事でされたこともあるのではないでしょうか。
ブレインストーミングで大切なのは、「質より量」「批判禁止」「あいのりOK」「ぶっとんだアイディア歓迎」です。これを違えると、予定調和で意味のないアイデア出しになります。
今回は、10分を1セット、5分を1セットの2セット行いました。もっと本気でやるなら、1時間2時間延々と繰り返してやります。
ブレインストーミングとは、直訳すれば「頭の中で嵐のようにあれこれアイデアを巡らすこと」です。延々とアイデア出しを続けていると、そのうちカスカスになって、出なくなります。それでも続けているうちに、キラリと光るアイデアが出てくるのです。
そんなことをしなくても、小学生の頭は柔軟でした。わずか2セットのブレインストーミングで出てきたアイデアは、ギラギラしていました。
アイデアをまとめて整理
出てきたアイデアを、カテゴリを作ってまとめていきます。
一旦発散させた頭の中を、こんどは収束させていくフェーズです。出てきたアイデアは、大きく分けて、「食べる系」「設備系」「工作系」「イベント系」「問題系」に分類できました。
ここで、「食べる系」「設備系」は今回の解決案からは外すことにしました。というのも、「他のイベントでできる・していること」は、やめましょうということです。また、松田山に常時人がいないとできないことも、これもやめましょうということになりました。
課題解決のアイデア出しとプレゼンテーション
材料を出し終えたので、この材料を使って料理をしていきます。
せっかく良い材料をそろえたので、美味しい料理を作りましょう。全部の材料を使う必要はありません。3チームに分けて、料理のレシピを考えます。そして、制限時間内に考えを整理したら、自分たちのチームの案がどれだけ優れているかをプレゼンテーションします。
ココで重要なのは、ひとりよがりではだめだということです。料理と一緒で、自分にとって美味しい料理でも、共感を得られなければ料理屋としては成立しません。たくさんの人に継続して楽しんでもらいたいので、そういう企画が求められます。
残念ながら、ここでは「ダメ出し」「再検討」が出てきます。厳しい指摘もありました。わたしも指摘する側ですが、理性的に指摘します。できるだけロジカルに、でも小学生が納得するように。難しいのです、これが。
それでも、何度かプレゼンを繰り返して、おおよそ一つの企画にまとまりました。
次回への課題
次回は、今回まとめた企画の要素ごとに実現可能性を調査していきます。より簡単にいうと、「期限までに自分たちの力でできるかどうか」を探ります。
わたしはそれまでに、今回のアイデアをAIに分析させて、企画を作らせてみようと思います。
次回は、7月12日9時30分から11時30分で、場所は太子総合公園体験学習施設です。出欠自由です。お待ちしております。