ラズPicoでキーパッドを動かそう〜その1〜
2023年11月3日(金)は、6割ほどの出席率でした。祝日なので、いつもより少なめです。
- 18時00分~18時25分 タイピング練習
- 18時25分~19時50分 キーパッドの製作とプログラミング
- 19時50分~20時00分 あとかたづけ
光都ICTクラブは、今のところ祝日も開けています。出席率は下がりますが、その分一人ひとりに向き合える時間が増えます。
この日はいつもどおりの時間でした。しかし、わたしの都合がつくときは、午後からずっと開けることもあります。時間変更のお知らせは、このホームページトップで随時おこないます。うまく利用してください。
タイピング練習
今回のタイピングの練習は、英語入力です。使う教材は、下のサイトのWebアプリです。
https://manabi.benesse.ne.jp/gakushu/typing/
そろそろタイピング練習の成果を、グラフにしてみようかと思います。メンバーひとりひとりに配ったら、さらなるやる気につながるでしょうか。
キーパッド製作〜その1〜
OLEDのプログラミングは、前回までで一旦終わりにします。何かと組み合わせて使う場面が出てくるでしょう。
さて、11月から取り組むのはキーパッドの製作です。キーパッドとは、下の写真のようなパーツのことです。
パソコンで数字の入力が多い人なら「テンキー」という言葉を聞いたことがあるでしょう。キーパッドとは、簡易的なテンキーのことです。「1から9までの数字」と「.」「エンター(改行文字)」を入力できます。
「入力できます」といっても、キーに割り振る文字をプログラムで変えれば、数字以外でも12個までならなんでもOKです。しかし、まずはオーソドックスに勧めていきます。応用は、基礎を理解したあとにいくらでもできます。
タクトスイッチ・抵抗・ダイオードをはんだ付けする
キーパッドはかんたんに言うと、スイッチを12個組み合わせているだけです。特別に複雑なことをしているわけではありません。ただ、完成品を仕入れられなかったのでメンバー自身ではんだ付けします。
まずは基盤にタクトスイッチを配置します。
タクトスイッチは、配置の向きを気にする必要ありません。また、足が適度に曲がっているので、仮配置といえども動かない程度には配置できます。メンバーもタクトスイッチの配置はかんたんだったようです。わりとすんなり完成していました。
タクトスイッチの仮配置が済んだら、いったんタクトスイッチをはんだ付けします。
はんだ付けをしているのは、光都ICTクラブの紅一点。電子工作に興味を持つのは男の子のほうが多いように感じますが、プログラミングでは男女関係なく興味を持つように感じています。実際プログラムを仕事としている女性に何人も出会っているので、女の子のハンディキャップはないと考えています。むしろ、職業として体力が関係ないので、女性が積極的に進出できる分野です。
さて、タクトスイッチのはんだ付けが終わったら、抵抗を4個、ダイオードを12個はんだ付けします。
抵抗は電源からの電流を制限する役目、ダイオードは電流の逆流を防ぐ役目があります。抵抗の役目は中学校で習うものの、ダイオードのくわしい役目は中学校までで教わりません。そのあたりの説明をしながら進めていくので、今日は人数が少なくてよかったと思います。
抵抗とダイオードは、仮配置しても工夫しなければすぐに抜け落ちてしまいます。基盤の裏で、素子の足を外側に広げるように軽く曲げると抜けません。また、はんだ付けが終わった足は、その都度切っていくとほかのはんだ付け作業が進めやすくなります。
また、足を切るときは、切る側の足を指で押さえてニッパーで切断してください。切った足は勢い良く飛んでいきます。指で押さえていないと目を突くことがあります。最悪失明しかねないので、ぜひクセづけてください。
このあたりのはんだ付けの機微は、ある程度はんだ付けに慣れた人でないとわからないところです。プログラミングと一緒に、このような実際に手を動かしてみないとわからない感覚を伝えられたらと考えています。
キーパッドの製作とプログラミングは、まだまだ時間がかかりそうです。前回までで作ったOLED(SSD1306)とキーパッドを組み合わせて、電卓とゲームを作ってみたいと考えています。まずはわたしが試作せねば……。