マインスイーパーを作ろう~完成形とコーディングの技術~
2024年5月31日(金)は、7割ほどの出席率でした。大人の体験希望があり、実際にコーディングをしながら雰囲気を体感していただきました。そして、マインスイーパー作りが最後の回です。
- 18時00分~18時20分 タイピング練習
- 18時20分~19時50分 マインスイーパーをコーディング
- 19時50分~20時00分 あとかたづけ
Contents
タイピング練習
タイピングの練習は、「寿司打」です。
今回は、メンバー全員のスコアが伸びませんでした。こういう日もあります。
マインスイーパーを作ろう~最終回~
前から宣言しているとおり、今回でマインスイーパーのコーディングは最終回です。少しでも時間を取りたかったので、いつも実施しているマウスの練習を省略しました。
体験にいらっしゃった大人のかたも、せっかくなのでいつもの体験メニューではなく、マインスイーパーコーディングを体験してもらいました。普段仕事でパソコンに触れるということで、タイピング速度は問題なく、メンバーと同じようにコーディングが進みました。素晴らしいと思います。
体験メニューは用意していますが、話をして、より適切と考えるメニューに柔軟に変更します。体験希望のかたは、これまでの経験や何をしたいかを話していただけると、よりより体験ができます。
残念、マインスイーパー完成ならず
何人かのメンバーは、コードを入力し終えました。しかし、まともに動いた(完成した)メンバーはいませんでした。
完成すると、下の写真のような画面で、マインスイーパーをプレイできます。
写真は、正解のコードを実行したところです。本来ならば、自分で完成させて、さらに設定変更していろいろ試したかったのです。残念、自分で完成させるところが未達でした。
少し難しかったかもしれません。しかし、これも経験です。
正解との違いを簡単に比較する方法~diff(ディフ)~
前回少し紹介したように、自分の写経したコードと正解のコードを簡単に比較するツールがあります。
ふざけた名前ですが、強力で有効なツールです。diffとは、difference(違い)の頭4文字です。Linuxのコマンドで使われます。その意味のとおり、2つを比較して「違い」を見つけるツールです。デュフフの使い方を画面で説明しているところが、下の写真です。
それぞれ、自分の写経したコードと、正解のコードをデュフフのテキストボックス内に貼り付けます。すると、あらびっくり、それぞれのコードを比較して違っている部分をわずかまばたきの間に画面に表示するのです。
左が正解のコード、右が自分で入力したコードの例です。
コードを入力し終えたメンバーも、自分のコードをdiffにかけて、間違いの多さにびっくりしていました。わたしもエラーを追っていたときに、見落としていたものがゴロゴロ出てきました。いかに人間の目がいい加減かよくわかったと思います。
わたしはこのdiffというツールを、まだ20代の前半だった頃に、T芝のベテラン技術者のかたと一緒に仕事をする機会があって教えてもらったのでした。教本を見ても載っていないようなツールです。現場の生きた知恵で使われるツールなのです。
生きたプログラムの実践が学べるのが、光都ICTクラブです。