ラズPicoでキーパッドを動かそう〜その4〜 SSD1306を使ってモグラたたきゲーム
2023年12月1日(金)は、9割ほどの出席率でした。11月24日は、わたしがかぜ気味でメンバーにうつさないようにお休みしました。メンバーはともかく、わたしは動き回って前でしゃべるので、安全策です。
- 18時00分~18時25分 タイピング練習
- 18時25分~19時50分 キーパッドの製作とプログラミング
- 19時50分~20時00分 あとかたづけ
タイピング練習
今回のタイピングの練習は、日本語入力です。使う教材は、下のサイトのWebアプリです。
https://manabi.benesse.ne.jp/gakushu/typing/
タッチタイピングを早く習得するには、手元を「絶対に見ないこと」が大切です。でも見てしまうのが人間というものです。そこで、元SE(システムエンジニア)に教えてもらった必殺技です。下の写真をご覧ください。
やることは簡単で、キーボードにのせた手の上に、手ぬぐい・タオルなどを置きます。この状態でタイピングするとあっというまにタッチタイピングが上達します。
たったこれだけですが、公開を有料にしたいほどに効果があります。わたしが講師として職業訓練でパソコンを教えていたときに、講座のごく初期で取り組んでいたのがタッチタイピングです。そこで、200人以上のタッチタイピング習得を成し遂げた実績がある方法です。
60代の女性が、受講開始直後には30~40字/分で手元を見ながらおぼつかないタイピングだったのが、3か月後には120字/分を達成しました。そのときも、手元を手ぬぐいで隠す方法の実践からスタートしました。子供なら、なおのこと上達は早いのです。
キーパッド製作〜その4〜
キーパッド製作は、だいたいのメンバーができあがりました。
しかし、『ラズパイPico完全ガイド』(日経BP社 福田和宏著)のコードだと、キーパッドを押したらパソコンの画面に数字が出てくるだけのプログラムでは面白くありません。それそのはず、一般図書の多くは基礎編に徹底しているからです。往々にして基礎訓練はつまらないものです。
応用編はWebを探せばいくらでも出てきます。しかし、あなたが思い望むものがそこにあるかどうかはわかりません。もちろんサポートもありません。すべては自分の責任で取り組む必要があります。
そのあたり、クラブ活動なら応用もできて、サポートもあるのが強みです。それでは、ディスプレイと組み合わせて、もぐらたたきゲームを作ってみます。
ラズPicoとキーパッドとSSD1306の接続は、下の写真のとおりです。
今回の活動は、保護者の方が写真をたくさん撮ってくれました。いつもはわたしがプログラミングのサポートをしながら写真を取るので忘れることも多く、たいへん助かっております。写真があると、記事が華やかになりますね。
さて、モグラたたきゲームに求められる仕様を下にまとめてみましょう。
- 画面にもぐらが表示される(今回は3✕3の9体)
- 画面に表示されたもぐらと対応するキーパッドのボタンを押すと、もぐらは消える
- 画面のもぐらは一定時間経過すると出現位置が変わる(今回は2秒)
- 正しくもぐらを消した回数をスコアとして、最後に画面に表示する
- 画面にスタートのカウントダウンを表示する
とりあえずはこれくらいでしょうか。10月に取り組んだSSD1306のプログラムを、高度に使いこなす必要がありそうです。さらに、前回までのキーパッドのプログラムを「画面に数字を表示するコード」ではなく、「ラズPicoのなかで使えるデータとして取り込むコード」に書き換えなければなりません。なかなかハードですね。
さらに、こまかい使い勝手の部分でコードを書き込んでいかないと、使い物にならないでしょう。ちなみにわたしが書いたコードはこちらです。
わたしが書いたコードをコピペして、プログラムを実行すればモグラたたきゲームが動き始めるはず。
はずなのですが、動かないメンバーが多数です。配線が間違っていたり、モジュールのインストールを忘れていたり。なかには、配線が正しいのに、ブレッドボードの接触が悪かったり。
次回は全員がモグラたたきゲームを動かせるまで進みたいなあと、期待しています。