SEになろうプロジェクト第2回~アイデアの具体化~
「SEになろうプロジェクト」の第2回を開催しました。前回まとめたアイデアを、システムできるレベルまで具体化していきます。
前回のアイデアの確認とフィールド調査
最初に確認するのは、前回まとめたアイデアの確認と、今日の目標地点です。
アイデア | ・松田山にちなんだオリジナルキャラクターを複数制作して、キャラクターが問題をだしていく。 ・プレイヤーは、森の中を地図やQRコードに沿って、キャラクターを探して問題を解いていく。 ・答えは、ビンゴ形式で多く問題を解くモチベーションをわかりやすく刺激する。 |
目標地点 | システムの作り込みができるまで具体化する |
この企画は、お太子木こりん(https://kicorin.weebly.com)として活動をされている松岡さんとのコラボ企画です。今回も松岡さんに参加していただきました。
そして、目標地点を確認したら、フィールドを踏査します。松田山(まったやま)の現実を感じてもらいます。
現実のフィールドを肌で感じることで、具体化のイメージを膨らませます。システムだからといって、パソコンとにらめっこばかりしているわけではありません。現実の課題をシステムで解決するためには、現実を知らなければならないのです。
キャラクターを具体化する
問題を出すキャラクターを具体化してしていきます。まずは、何体考えるか。ビンゴ風のゲームなので、3×3か、5×5か。選択次第で数が変わってきます。
そして数が決まったら、フィールドを歩いて見つけたネタをもとに、キャラクターにしていきます。
それぞれ担当を決めて、イメージをポンチ絵に落としていきます。
ここで画像生成AIを使ってみます。ポンチ絵のイメージを、より具体的に指示していきます。このあたりは、太子プログラミングクラブのゲームづくりと類似していて、スイスイ作っていました。
そして、AIの提案を受けて、さらにイメージが決まったようです。
AIはあくまで補助装置。考える主体は、人間のわたしたちです。わたしたちがやると、時間もお金もかかるところを、AIに代わりにやってもらいます。
決して丸投げでは、良い結果は得られないのです。
ゲーム部分とWEBサイトを具体化する
そしてこちらのチームは、ゲームシステム部分を具体化していきます。
「スマホ」「QR」「ビンゴ」がキーワードで、どのように作っていくか、腕の見せ所です。口でワーワー言っていても雲散霧消してしまうので、ホワイトボードに描いて形にしていきます。不思議と、なんとなくでも描いていくと思考が固まっていきます。
システムが固まってきたので、ゲームで使う画面の試作をしてもらいました。
わたしがホワイトボードに描いた絵を指して「これ、作って!」と雑な指示を出すと、ものの10分くらいで試作を作ってくれました。それを見ていた松岡さんが、「そんな雑な指示で作れるんだ、すげえ」とおっしゃっていました。
驚いているのは、わたしもです。もっと完成度の低い試作品が、もっと時間がかかって出来ると読んでました。さらに驚いたのが、コードを読んで、修正をかけていたことです。クラブでも、さらっとしかやっていないところですよ! 大きく期待を超えてきました。素晴らしい!!
次回への課題
次回は、今回の続きで、このまま深化させていきます。
わたしはわたしで、今回メンバーが作ってくれた材料をもとに、モックを作ってみます。
次回は、8月9日9時30分から11時30分で、場所は兵庫県太子町・丸尾建築総合公園 体験学習施設です。途中参加OK、出欠自由です。お待ちしております。