水曜日のクラブ(2026年1月)~それぞれ新しいテーマを模索中~

水曜日のクラブ活動は、年齢層がちょっと高め。それに伴い、取り組む内容もちょっと高度です。

メニュー

  • 18時00分~18時30分 タイピング練習・アルゴロジック
  • 18時30分~21時00分 プログラミングなどなど各自の進み具合で

タイピング練習とアルゴロジック

タイピング練習とアルゴロジックはいつものとおりです。

アルゴロジックの中級・上級は、だれかとペアで考えても良いかもしれませんね。今後考えましょう。

生成AIでゲームコーディング

自分で課題を見つけてバイブコーディングをしているメンバーは、今回シューティングゲームを作っていました。

こちらから「こうやりなさい」と指示をしているわけではなく、詰まったらヒントを出す程度。毎回一から作っている様子を見守っています。

が、今回のは驚きました。ゲームの品質がすごく向上していました

何回も繰り返し挑戦することで、徐々に良くなっていったのだと思います。まさに好きこそものの上手なれ。この調子で腕を上げていってくれたらと思います。

古いゲーム機を修理・改造する

さらに話を聞いていると、正月の間に古いゲームカセットの電池交換をしたそうです。はんだゴテが必要で、Amazonで自分で見繕って、交換方法も自分で調べながらやったそうです。ちなみに、理系の大学生が躊躇するレベルです。

次は、ゲーム機本体を改造したいとリクエストをもらいました。よっしゃ、そういう前向きな挑戦は全力で応援します!

生成AIの使い方を考える

公教育でも生成AIについて教えつつあるようです。

大切なのは、生成AIはウソを付くので、ファクトチェックをしましょうということでしょうか。生成AIの回答に疑ってかかっていれば、すぐに上手に使えるようになります。

コマンド操作をしてみよう

なんでか知らないけれど、あるメンバーがコマンドラインでの操作に興味を持ちました。マウスでファイルを操作するのと同じことを、コマンド入力(テキストベースの指示)で出来ます。はじめはとっつきにくいので、サポートします。

黒い画面に文字を打ち込んで操作するのは、映画なんかでみるハッカーのようです! が、大したことはやっていません。ディレクトリ(フォルダー)を移動したり、ファイルを表示したり、基本的なところからスタートします。

まさかこれをサポートする場面が、こんなに早く来ると思っていませんでした。まったく用意していなかったので、生成AIに初心者向けコマンドライン操作の練習方法を聞きながらやってみます。

そこで出てきたのがslコマンド。

$ sl

ls(リスト:ディレクトリのファイルなどを表示する)コマンドの打ち間違いでslと打ったときに、アスキーアートのSL(蒸気機関車)が画面を走るというジョークコマンドです。

lsコマンドは頻繁に使います。lもsも薬指で操作し、慣れた人でも微妙な入力速度差で間違えることがあります。そこでこのジョークコマンドの登場です。なるほど、これは思いつきませんでした。生成AIえらい!

メンバーは、「こっちのほうが楽しい」と言っていました。新鮮に見えたのかなあと思います。もっとやりたいというので、教材を用意します。

ゲームボーイを修理する

こちらのメンバーは、ゲームボーイを修理するテーマを持ってきました。写真はソフトウエアカセットをバラしているところですが、本体も修理します。

自分からやりたいと言いだしたことは、スタッフからとやかく言うことはありません。工具を貸してくれと言われれば、工具を用意します。行き詰まっていたら、調べ方をサポートします。

このメンバーは、特段電子工作に強く興味を持っている風でもありませんでした。ところが数年を経て、突然目覚めたように自分でテーマを見つけて始めました。彼なりのペースできちんと蓄積していたんだろうなと思いつつ、わたしはニヤニヤが止まりません。

クラブは、次の5月で開設してから丸3年です。今でも続けている最初期のメンバーは、自分の興味とかけ合わせて大きく飛躍しつつあります

共通テストの情報1の問題を分析する

2025年度の大学入試共通テストが終わりました。情報科目は、去年より難しくなったとかで平均点も下がったとか。私も解いて、高校生のメンバーと一緒に分析し共有しました。

詳しい解説は、東進ハイスクールが公開しているのでそちらをご覧ください。同じことを書いてもムダなので、東進ハイスクールが書いていないテクニック・考え方を共有します。

2025年度共通テスト情報科目の私の所見は以下。

  • 問題の難易度は、いうほど高くない。時間をかけて考えれば解ける。
  • 問題数が多いのと、文章量が多いので、1問あたりに割ける時間が少ないとう言う点で、試験難易度は高い
  • 情報科目や数学科目で学習した内容を如何に応用するかという視点で作られており、どれだけ理解しているかが問われる。
  • 現実的な課題解決力は、社会人に必須。大学だと学部3年生以上で生きてくる。

ということで、全体的に良問だと思います。

共通テスト情報科目で時間を稼ぐ考え方

詳細は別の記事にしようと思います。ここでは、基本的な考え方だけ。

ビット演算や論理回路

ビット演算や論理回路は、正攻法で解いたら時間がめちゃくちゃかかります。そこで、システム開発の現場で使われる手法をメンバーに伝授。私が20代駆け出しの頃に、T芝さんとかH立さんといっしょにシステム開発していて教えてもらったテクニックです。

「ビット演算は、イチ、ニ、ヨン、パ」

システム開発の現場を知らない学校や塾では、職人的テクニック過ぎて教えない・教えられないと思います。言語化していないだけで、やっている人は自然とやっているテクニックかもしれません。

前提を読まずに問題から

前提がダラダラ長いので、いちいち読んでいたらあっという間に時間が過ぎてしまいます。だから、読まない

これは、以前生成AIと壁打ちしながら導き出した作戦です。本当にできるか、私も初見のこの問題で試してみました。結果、解けます。

システムは、課題解決のためにある→答えを絞り込む

計算機でシステムを作るということは、なんらかの解決したい課題があります。それは問題文の中にも書かれています。例えば、「~~~おそれがある」「~~~を解消するために」「~~~の場合、~~~が問題になる」というように書かれます。

つまり、回答はこれらの課題に対するアンサーになっているはずです。

特に大問2、大問3あたりは、このように問題を読んでいくと、ある程度答えを絞り込んで予測できます。

社会人の立場だと、情報科目を修めてきた新人は脅威

大問2~4にかけて、応用的な課題解決・システム化・データ分析の能力を問われています。これは、以前なら学部の一部の科目、研究で取り組んでいた内容です。企業でも、わざわざお金をかけて研修で身に付けさせてきたレベルです。

これを共通テストで学んでくるということは、素養を持った新人が今までより数多く入っていくる可能性を否定できません。うかうかしていたら、使えない中年になってしまいます。

情報科目が共通テストに追加されたインパクトは、高校生よりも社会人の方にあるのではないかと感じます。