CoderDojo@播磨科学公園都市(2025年11月)~キューブLEDを作ろう~

CoderDojo@播磨科学公園都市は、光都ICTクラブ金曜日の活動場所と同じ「光都プラザ コトハナ」で、毎月第3金曜日開催しています。

ニンジャ(メンバー)の取り組み成果をご紹介

CoderDojoは、自分で課題(テーマ)を持ってくるのルールです。とは言っても、普段ほかのクラブで活動しているニンジャは、継続して同じ課題に取り組んでいます。

倒立ロボットを作ろう(継続)

倒立ロボットを作るとうテーマで取り組んでいる二人のニンジャは、まずモーターを動かすところで奮闘中です。下は、ブレッドボードの回路でモーターを動かすために、ヘッダピンをはんだ付けしているところです。

ラズPicoとモータードライバーを使って、机上の回路はできたようです。実際に電池を使ってモーターを動かすとなると、なかなか思い通りにいかないのが電子工作です。早速、熱収縮チューブを焦がしていました。

まずはモーターを制御できたら、傾きセンサーを付けてみます。今はまずモーターを動かすところから

このテーマはメンターに詳しい人がいるので、大変心強いのです。

キューブLEDの制作(新規)

こちらのニンジャは、キューブLEDを制作しています。写真は、512個のLEDで8✕8✕8の立方体をはんだ付けで作っているところです。

このキューブLED、Amazonで買ってみてびっくり、説明書も回路図もないという不親切ぶりです。Youtube動画がありましたが、制作の様子を映しているだけで細かい説明はありません。

途中テスターであたりながら、制作していきます。はんだ付けの不手際があっても、部品の取り付け位置が悪いのか、はんだ付けが悪いのかすぐにはわからないという、なかなかハードな取り組みです。

写真のLED固定用の治具は、もちろん付属するわけはないので手作りです。

ただ、おおよそ難しいところはクリアしました。あとは根気よくLEDの足を曲げてはんだ付けしていくだけです。これは数をこなすことで、きれいに仕上がっていきます。がんばれ~。

教材に沿ってUnity(継続)

小学生ニンジャの一人は、Unityで横スクロールげーむをつくっているところ。うまくいかないので、メンターといっしょに調べながら進めているところです。

普段Scratchでゲームを作ることがあるらしく、Scratchとの違いに考え込むことが多いようです。

大人でも、開発環境が変われば悩むので、これは仕方のないところ。一緒に頑張りましょう。

Pythonでオブジェクト指向の学習中(継続)

こちらの小学生ニンジャはPythonでオブジェクト指向を学習しています。エラーで悩んでいたので、一緒に解決しました。

原始的なprintデバッグの手法は知らなかったらしく、驚いた様子でした。しかし、プログラムの動きに関してはすぐに理解できたようです。素晴らしいなあ。

結局問題点は、インデントミスでした。ニンジャと私で悩みに悩んで、後ろを通りがかった他のメンターの一言で解決しました。わたしの精進が足りないのを反省しつつ、複数人で頭を突き合わせてプログラムできるのはいいなあと改めて思います。

Dojo点描

ニンジャ同士で教え合う様子が散見されました。

こちらはScratchのコードの書き方について、横通しで教え合っているところ。

そしてこちらは、ラズPicoのピンアウトについて、二人で確認しながら回路を描いているところ。

メンターに聞くのもいいけれど、ニンジャ同士で聞くのはもっといいのです。教える方は、教えることでさらに理解が進みます。教わる方は、自分の立ち位置と同じくらいの視点で教わるので理解しやすいのです。

メンターだと、はるか昔にクリアしてきたハードルなので、うまく説明できないことがあります。ともすると「そんな簡単なことがなぜわからない!?」となってしまいます。もちろんこれは錯誤なのですが、ニンジャ同士なら「わかなかった過去」はつい最近なので、「わからないことをわかっている」がゆえに理解しやすいように教えることができるのです。禅問答みたいになってしまいました。

来るなりパソコンを分解しだしたニンジャ

Dojoに来るなり、ノートパソコンを分解しだしたニンジャ。CMOSクリアをするということでした。

CMOSクリアとは、BIOSを初期状態に戻すために、マザーボード上にある電池を抜き差しすることです。要は、メモリ保持用の電源活殺です。

なんの疑問も思わず、私も分解に興味津々。工具を持ってきていたので、これを使ったらいい、あれを使ったらいいと、思わず口も手も出てしまいます。

そして開けてびっくり玉手箱。電池がない! 調べてみると、この機種は電池を外してしばらく放置でいいそうです。はじめに調べとけよ!というのは、私自身に対する言葉です。

CoderDojoに必要なのは、パソコンとやる気!

CoderDojoは7~17歳のための、プログラム・コンピューターを学ぶ場です。完全無料、こちらから指定の教材を売ることもありません。パソコンと自分のテーマは持ってきてください。あなたの、やりたい!を叶えます。