水曜日のクラブ(2025年9月)~テストコードと共通テスト対策~
水曜日のクラブ活動は、年齢層がちょっと高め。それに伴い、取り組む内容もちょっと高度です。
メニュー
- 18時00分~18時30分 タイピング練習・アルゴロジック
- 18時30分~21時00分 プログラミングなどなど各自の進み具合で
タイピング練習とアルゴロジック
タイピング練習とアルゴロジックはいつものとおりです。
無料タイピング https://manabi.benesse.ne.jp/gakushu/typing
水曜クラブのメンバーは、大体タッチタイピングができるようになりました。スピードも十分あるので、自分たちで補う程度です。
生成AIを使ってテストコードを書かせる
生成AIにかんたんなプログラムコードを書かせて、そのプログラムの品質を担保するテストコードを生成AIに書かせる演習をしました。
これ、反応がバラバラでした。
私なんかは、たいへん助かると喜んだものですが、中にはピンときていないメンバーもいました。ちょっと早かったかもしれません。
また、追々やります。
情報科目の大学入試共通テスト対策をしよう
メンバーから、「大学入試共通テスト対策をしたい」と希望がありました。ならば、対策しましょう。
クラブとしては、2025年1月の共通テスト対策に取り組んだ実績がありますので、その知見をもとに対策をしていきます。
共通テストの問題構成は大問4問です。それぞれ問われる内容は、おおよそ以下のとおりです。
大問1 | 知識を問う問題 |
大問2 | 知識を問う問題 |
大問3 | プログラム言語の問題 |
大問4 | 情報分析の問題 |
知識を問う問題は、覚えれば解けます。これは、わたしがとやかく言うまでもなく、覚えてください。
ただし、情報科目の場合、現実にリンクさせると覚えやすいところがあるので、そこはわたし達がフォローします。
プログラム言語の問題と情報分析は、理解が必要な問題です。こちらは、十分に理解しているわたし達に、考え方や解き方を聞くのが受験対策としては速いのです。
ということで、まずはプログラムから。
プログラムの問題のパターンは、おおよそ次のとおりです。
- 現実の課題を解決するプログラムを書く
- そのプログラムだと、十分でない仕様があるので追加修正を検討する
- 仕様修正したプログラムを書く
その中で、問われやすいのは「条件」「配列(リスト)」「比較演算子」「インクリメント・デクリメント」「変数の意味」です。
基本に忠実というか、あまり複雑な問題はでません。これは共通テストの考え方でしょう。
本番では、擬似言語が出るので、次からは疑似言語で勉強していきましょう。なお、現役の高校の先生にもアドバイスをいただいています。ありがとうございます。
ROMとRAM
話の中で、ROMとRAMの違いがよくわからない、というか資料によって解説が違うので教えてほしい、といわれました。
CDとかDVDだと、以下の通りに解説してあります。わたしの理解もほぼこれでした。
- ROM→Read Only Memory(媒体にデータが既に記録してあって、読み込むだけのメモリのこと)
- RAM→Random Access Memory(テープなどの記録媒体と比較して、半導体メモリなどのように媒体上のデータにどこからでもアクセスできるメモリのこと)
こうやって整理すると、相対する概念ではないことがわかります。
で、スマホでは、ストレージのことをROMといいます。これ、何度も書き換え可能だし、ROMとは言えないですよね。不思議に思っていたのですが、特に調べもせずほったらかしにしていました。ちょうどいい機会なので知識をアップデートします。
スマホのストレージやUSBメモリも、実はランダムにアクセスできるメモリです。しかし、RAMとは言いません。古くからある半導体ROMで、紫外線や電圧印加でデータを書き換え可能なROMの後継です。不揮発性のメモリをROMというようです。不揮発性とは、電源を切ってもデータを保持するということです。
一方RAMは、本来の意味から外れて、もっぱら揮発性のメモリという意味で使われています。つまり、電源を切ったらデータが残らないメモリです。
これは、おそらく歴史的な経緯に基づきます。1970年以前のコンピューターのストレージは、不揮発性の磁気テープなどのSAM(順次アクセスメモリ)で、主記憶は揮発性の半導体のRAMだったのを引きずっているのでしょう。ストレージはSAMから半導体ROMに変わったけれど、主記憶はRAMのままという。まあ、なんとややこしい。勉強になりました。
電子工作でアイデア爆発!
さて、最後はラズpicoの写真。かんたんにいうと、自作Wiiコントローラーです。
パソコン側でラズpico側の傾き検知を利用したアプリを制作中です。完成が楽しみ。