生成AIプログラミングはかんたんなようで奥が深い
6月25日の水曜日のクラブ活動は、前回に引き続き生成AIプログラミングです。
メニュー
- 18時00分~18時30分 タイピング練習・アルゴロジック
- 18時30分~21時00分 プログラミング各自の進み具合で
タイピング練習
タイピング練習とアルゴロジックはいつものとおりです。
無料タイピング https://manabi.benesse.ne.jp/gakushu/typing
アルゴロジック1がおおよそ終わったので、アルゴロジック2に挑戦中のメンバーです。アルゴ2は、条件分岐がでてきます。結構難しいのです。
生成AIの力を引き出すのは、人間だ
生成AIでプログラムを作ると、ある程度まではかんたんに動く完成品が作れます。しかし、完成度を高めようとすると、人間の力に依存します。
生成AIは、人間から指示されたとおりに忠実に結果を返すだけで、人間の思惑を超えて斬新な結果を返してくれるわけではありません。枠を飛び出すのは、自分自身です。
たとえば、GUIで作って欲しいのに、「GUI」の言葉を知らないがために、生成AIはコマンドラインでプログラムを作ろうとします。生成AIの起動を修正するには、「GUI」という言葉を学ぶ必要があります。
生成AIにプログラムを投げられるからといって、人間が学ばなくていいわけではないのです。
反射神経ゲームを作ってみました
7月5日坂越マルシェでプログラム+電子工作体験会をします。そのときの出し物をRasberrypi Picoで作りました。
スタッフにアイデアを出してもらって、電子工作部分の回路はわたしが考えて、プログラムは生成AIに作らせました。最終的な細部のプログラム調整はわたしが作り込んでいます。青色LEDが「消灯→点灯」に変わるタイミングで、素早くボタンを押すゲームです。
反応時間が0.2秒未満で緑色LED、0.2秒~0.4秒で黄色LED、0.4秒以上で赤色LEDが点灯します。人間の反射神経の限界が約0.2秒と言われていますので、緑色LEDを点灯させるのはかなり難しいのです。
で、中学生のメンバーがやってくれました。これを作って、はじめて緑色LEDを光らせました。すばらしい!!
生成AIプログラミングは、単なるフィジカルコンピューティングでも使えるのがわかりました。適切にプロンプトを書いてやれば、反射神経ゲームくらいだと4回程度やりとりすれば完成します。すでにできる人は飛躍的に開発速度がアップします。これから学習する人は、AIが提示したコードを読んで、学習できます。
ちなみに、今回の反射神経ゲームは、適切に例外処理を入れてきたので驚きました。わたしが自力で作ったら、多分例外処理を入れいないだろうなあと思います。