相生コンピュータークラブ第3-1回~じゃんけんゲームを作ろう準備編1~
2025年5月7日は、相生コンピュータークラブ第3期1回目の開催です。前回までの会議室が手狭になってきたので、大きい部屋で開催することにしました。
今回から、新テーマです。下のようなじゃんけんゲームを制作します。
Contents
タッチタイピングとマウスの練習
クラブ活動のはじめにかならず練習するのは、タッチタイピングです。
タッチタイピングで使うツールは、変わらず無料タイピングと寿司打です。
無料タイピング https://manabi.benesse.ne.jp/gakushu/typing
タッチタイピングの基本は、かならずホームポジションに戻って、そこから指を動かすことです。なんどもくりかえして伝えているとおり、メンバーも重々承知しているみたいです。
しかし、わたしが横に座ってじっと手元を見ているとホームポジションに戻りきっていないメンバーがちらほらいます。画面に集中しているうちに、ホームポジションに戻れず、次第に迷子になってしまうようでした。
そこで軌道修正します。
途中、きりのいいタイミングで手元を確認してホームポジションに戻ることをアドバイスしました。将来的には、手元を見なくてもホームポジションに戻れるように修正していきます。
たったこれだけのアドバイスで、記録が伸びるのです!
じゃんけんゲームを構成する要素の説明
いつものタイピング練習とアルゴロジックを終えたら、じゃんけんゲームを作っているプログラムの構成要素を説明します。基本的な使い方は、いろんなところに詳しく書いてあるのでここには書きません。重要だなと感じたところだけ抜粋です。
print関数~画面に表示する機能~
print関数は、高校生・大学生になってプログラムを授業で習うとき、まず教わる関数です。画面に文字列を表示する機能を持った関数です。
入門書には書いていないことで、下のコードを実行すると2行目でエラーが出ます。
print("Hello!")
print(Hello!)
なぜエラーが出るかというと、Helloがどこにも定義されていないからです。
わたしは、てっきり入門書にも書いていると思ったのです。しかし、入門書には書いてありませんでした。結構重要なことなのですが、おそらく次の変数とごちゃごちゃになるからでしょう。かんたんのために割愛していると思われます。
大切なのは、printで出力しようと思ったら「""(ダブルクォーテーション)」または「''(シングルクォーテーション)」で囲う必要があるということです。
どこかで詳細に説明しようと思います。
input関数~ユーザーからの入力を受け付ける機能~
標準「出力」があるなら、標準「入力」があるのは、世の必定というやつです。
このあたりも本気で説明しだすと大学の講義が2コマくらい必要です。小中学生にはさらっと説明します。
大事なのは、コンピューターが「数字」「文字」を明確に区別することと、input関数を使うとすべて「文字」になることです。
プログラムを組んでいるうちにだんだんわかってくることなので、深入りしません。今はまだ、「そういうものだ」という認識で次に進みましょう。
変数~何でも入る箱~
変数とは、小学校の算数で「□を使った計算」「x,yを使った計算」で教わる、あれです。数値を入れておく箱と認識しておけばOKです。
ただ、算数と大きく違うのは、数字以外でもなんでもいれることができる箱だということです。
今はまだ、イメージが大事です。イメージを作ってほしいと思います。
次回、制御構文と論理演算
抽象的な話が続くのが難しいのかなあと思いつつ、くりかえし説明します。このあとも何度も説明します。
それは大切だからなのです。
次回の制御構文と論理演算は、コンピューターの真髄とでも言える領域です。極めてかんたんなのに、これを数億・数兆と組み合わせることで、複雑なことを実現しているのです。
がんばります。