タッチタイピングで疲労軽減!

パソコンを使った仕事は、いまや当たり前になりました。また、テレワークの推進もあり、在宅で仕事ができるようになりました。ただ、テレワークはパソコンを使うことが前提の働き方です。

このパソコンを使った仕事で気になるのは、目・肩・腰などに広がる疲労です。この疲労がひどくなると、頭痛や吐き気までもよおして、まともに仕事ができなくなることもあります。

あなたが疲労で悩んでいるとしたら、すでに整体や栄養ドリンクなど、様々な方法で対策を打っているかもしれません。しかし、もしかするとパソコンの使い方を改善するだけで解決する可能性があります。

ここでは、パソコンを使ったときの疲労について、原因と解決策について解説します。

パソコン作業で疲れるのは視線の移動が原因

事務仕事でパソコン作業をしていて、身体を動かしていないのになぜ疲れるのでしょうか。その大きな原因の一つが、視線の移動です。

タッチタイピング(ブラインドタッチ)をしていないと、視線はパソコン画面とキーボードの上の手元を常に行ったり来たりしています。さらに、そのたびに焦点(ピント)をあわせています。

この視線移動と焦点の変化は、一回一回の負荷は小さいです。しかし、タイピングは短くて数分、長くて数時間におよびます。このような長時間負荷をかけ続けることによって、疲労が蓄積するのです。

眼精疲労が全身の疲れへつながる

目の疲労は、放置しておくと眼精疲労になり、そして全身の疲労へとつながります

あなたが疲労で悩んでいるとしたら、パソコンを使った仕事が長時間にわたるからではないでしょうか? 一回一回の視線の移動が原因の疲労は小さくても、長時間、そして長期間その疲労をためこめば、身体に重大な悪影響をおよぼします。

疲労の度合いが小さいうちに、正しい対策を習得しておくことが大切です。それが、将来の絶望的な疲れから逃れられるただ一つの方法です。

タッチタイピングを習得して疲労から解放!

このような疲労から解放されるには、「視線の移動・焦点の変化をしない」方法しかありません。これを具体的に実現するには、タッチタイピング(ブラインドタッチ)が有効です。

私は、タッチタイピングを習得しているため、キーボード上の手元を見ることがほとんどありません。

自分で考えた文章を入力するときは、パソコンの画面だけを見て文字を入力します。タッチタイピングを習得してれば、パソコンの画面だけを見て文字入力できます。したがって、視線の移動はパソコン画面内で完結します。焦点の変化はほとんどありません。

また、資料を見ながら文字を入力するときは、画面と同じ距離に資料を置くことで、焦点の変化を極力押さえています。

写真のように、資料の位置を工夫することで、視点の移動を極力少なくすることができます。また、焦点の変化も少なくすることが可能です。ただし、タッチタイピングを習得していないと、視点は3箇所を移動することになります。

私は、20年以上パソコンを使って学習や仕事をしていますが、このような方法を使っていて、キーボード入力で疲れたということが思い浮かびません。それくらいにタッチタイピングは、疲労軽減に有効な手段なのです。