自走できる力を
龍野プログラミングクラブはJR本竜野駅2階多目的室で定期開催しています。明るくて、気持ちの良い場所です。
タッチタイピングの練習
タッチタイピングはプログラミングの基本です。キー入力に手間取っては、本来力を注ぐべき考えることに集中できません。
タッチタイピングで使うツールは、変わらず無料タイピングと寿司打です。
無料タイピング https://manabi.benesse.ne.jp/gakushu/typing
写真の彼の場合、キー配置はおおよそすべて頭に入っているようです。それは下の写真を見てわかる通り、手元を隠してもタイピングできるからです。
しかし、ミスタイプが多いのが気になっていました。
となりに座ってよーく見てみると、右手がホームポジションに戻っていないことがわかりました。ホームポジションに戻らないままキー入力しようとしているので、違う場所のキーを入力してしまうのです。
そこで、アドバイスをするのですが、「ホームポジションを意識しなさい」といっても抽象的でうまくいきません。彼にあっていたアドバイスは、「一文節を入力するごとに、手元を見てホームポジションに戻しなさい」でした。
結果として、わずかな時間で前回の記録を超えることができました。彼の理解力と実践力はすばらしい。
キー入力だけではない、パソコン操作の肝
龍野プログラミングクラブの本筋は、教材にそってゲームプログラミングを学習するところです。タイピングもそこそこに、ゲームプログラミングを始めます。
彼の場合は、入力速度は問題ないのです。しかし、同じコードを繰り返し入力したり、スペルミスなどの入力ミスが多いのが気になっていました。よくよく話を聞いてみると、毎度毎度一からコードを入力しているということでした。
その心意気はエライ! のですが、ミスがあっては元も子もありません。また、ミスのために練習用プログラムが動かないことがつづくと、プログラミング自体が嫌になることも考えられます。
そこで、コンピューターの大きな強みである「コピペ」を伝授しました。
Webの情報をそのまま自分のものとして「コピペ」するのは、唾棄すべき悪行です。しかし、自分が書いたコードを「コピペ」するのは、まったく問題ありません。写経といっても、一字一句すべて手入力する必要はないのです。むしろ、ミスが減るので積極的にコピペを活用してください。
コピペの方法を教えたところ、マウスでやりにくそうに範囲選択して、実行していました。ここも改善しましょう。矢印キーを使うのです。
矢印キーを使えば、確実に範囲指定ができます。場合によっては、マウスより矢印キーを使ったほうが速いのです。要は使い分けです。
彼の順応性だと、すぐに上達するでしょう。次回が楽しみです。
ところで、クラブを開いている会場からは、下の写真のような景色が見られます。明るい町並みで、頻繁に列車が来るのは活気があってよいですね。