あれこれ試すこと。引き出しを増やすこと。2
1月8日の水曜日のクラブ活動は、新年一発目からか少なめの参加でした。
メニュー
- 18時00分~18時30分 タイピング練習
- 18時40分~19時50分 ゲームプログラミング(それぞれの進捗で)
- 19時50分~20時00分 あとかたづけ
タイピング練習
タイピング練習はいつものとおりです。
無料タイピング https://manabi.benesse.ne.jp/gakushu/typing
練習はいつものとおりですが、今回から記録をつけることにしました。その日、一番良かった記録を紙に残していきます。
数ヶ月経ったときに、記録を見返したら自分の成長がわかるというものです。成長していなければ、練習方法か、練習に挑む心意気が間違っているということです。
そして、わたしもそれが定量的にわかるというものです。学校ではないのに、負荷をかけるのはどうかなとは思っていたのですが、負荷をかけないと成長しないので、ゴリゴリやることにしました。ほかのクラブにも展開します。
学校の勉強にも応用できるので、そういう活用をしてもらえればと思います。
不満=欲求が改善の力になる
コーディングは、メンバーそれぞれが自分のペースで教材を進めるのはこれまでと同じです。
そろそろゲームのパーツを作りはじめたメンバーが、サンプルの実行結果を見て「遅い」とぼやいていました。教材のP.132「test21_7.py」のコードです。
このサンプルは、画面上の赤い長方形が画面右方向に動くというものです。長方形の動く速度が「遅い」というのです。
「遅い」と感じるならば、速くすれば良いじゃないか。ということで、コードを書き換えてみます。不満は、すなわち欲求です。欲求を感じたら成長のチャンスです! どうやったらプログラムで実現できるか考えてみましょう。コードの当該の場所は、7行目のここです。
myrect.x = myrect.x + 1
実際はwhile文の中なので1段インデントしてあります。
このコードを下のように書き換えてみましょう。
myrect.x = myrect.x + 5
5倍の速度で右に動くようになったはずです。
もっと考えてみましょう。斜め右下方向に動かすには、コードをどのように書き換えたら良いでしょうか? 正解は、下のコードです。
myrect.x = myrect.x + 5
myrect.y = myrect.y + 5
これで、右下4時30分の方向に一定速度で四角形が動きます。
あとは、「5」の部分の数字をいろいろと変えてみましょう。myrect.xとmyrect.yで、 +5と同じでなくてもOKです。そのとき、どの方向に動くかよく見てください。ちなみに、マイナスでもOKです。
コードの書き方は、下の方が短くてさらに良いコードと言えます。
myrect.x += 5
myrect.y += 5
教材は、わかりやすさを優先して、こちらへの言及はありませんでした。ゆくゆくは慣れていきましょう。
サンプルの入力が速いなあ
ところで、メンバーの教材のサンプル入力がエライ速いなあと思いました。
テキストベースのプログラミングの場合(というか、こちらのほうが世間一般では大多数なのです)、キーボードからの文字入力が遅くてなかなかプログラムを動かすところまでたどり着けないことがあります。一方、Scratchのようなビジュアルプログラミングは、キーボード入力の練習を省いて、プログラムの本質だけを手軽に学習できるというメリットがあります。
一方、あまりの手軽さゆえにビジュアルプログラミングに甘んじてしまって、現実的なテキストベースのプログラミングになかなか進めないというジレンマの話を聞くようになりました。
光都ICTクラブでタッチタイピングに力を入れているのは、テキストベースのプログラミングへのハードルを低くする意味もあります。自画自賛ながら、その効果を目の当たりにした気持ちです。
公文教室で開催です
さて、水曜クラブは、光都プラザ「コトハナ」向かって左横の公文式光都教室を間借りして実施することになりました。
スタッフとメンバーの距離がさらに縮まって、密なサポートができるようになりました。