リストとは?大量のデータを効率よくあつかう技術~コンピュータをコンピュータらしく使う~

11月20日の水曜日のクラブ活動は、メンバーの6割の出席がありました。さらに、体験が2名ありました。

メニュー

  • 18時00分~18時30分 タイピング練習とマウス練習
  • 18時40分~19時50分 ゲームプログラミング(それぞれの進捗で)
  • 19時50分~20時00分 あとかたづけ

タイピング練習とマウス練習

タイピング練習とマウス練習はいつものとおりです。

無料タイピング https://manabi.benesse.ne.jp/gakushu/typing

Google検索のWebアプリ https://www.google.com/search?channel=fs&client=ubuntu-sn&q=%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC

この日の体験の方は、タイピングが速いのです。しかし、学校やどこかで教わったわけではないといいます。たしかに、指の運び方が自然ではありません。

このままでも十分な速度だし、どうするかは思案のしどころです。

体験メニューはいつもの

体験メニューは、いつもの多角形を描くプログラムを体験してもらいました。

ただ、このメニューは小学校高学年から中学校1、2年生くらいをターゲットにして磨き上げてきたメニューです。今回の体験者の高校生には、少し物足りなかったかもしれません。

中学校から高校向け体験メニューを新しく開発しなければなりませんね。

リストとはなんぞや?使うとどんなメリットがあるのか?

メンバーは、それぞれ教材にしたがって進めているところです。リストが出てきたところで良い質問がてきました。

変数があるのに、わざわざリストを使うメリットがわからない

良い質問だと思います。テキストにもサラッと書いてありますが、そういうのは先達に聞くのが早いのです。昨今では生成AIに聞くというのも良い手です。しかし、対面のクラブなら、理解度に合わせて適切な例を示してもらって聞けるのが良いところです。

さて、リストとよく似た要素に配列があります。Pythonにおいて、リストと配列は厳密には違います。しかし、初学者は、とりあえず同じものと認識して進めてください

高校の情報1の教科書には、「両方とも配列と呼ぶ」としてあります。これまた乱暴ですが、学習を進めていくうちに理解できるようになるので、それまでは同じようにあつかっても、大きな問題にならないからです。

リストとは、複数のデータを一つの変数名であつかう仕組みです。類似するデータをまとめてあつかうときに大活躍します。

リストは繰り返し構文と相性が良い

リストを使うとき、それぞれの要素間で関わりのないデータを扱っていたのでは、うまく使えません。同じようなデータを保管して扱うときに真価を発揮します

学校の現場でいうならば、クラスの数学のテストの平均点を求めるときや、最高点・最低点をピックアップするときに、各自の数学の点数をリストに入れて使います。

コンピューターの得意なことは、「同じことをひたすら膨大な回数同じように実行すること」です。これは繰り返し構文で実現されます。

リストの要素を指定するには、0から始まる連番で指定します。つまり、繰り返し構文の中に0から1ずつ増えるカウンターを仕込んでいれば、リストの要素を順に扱うことができるのです。

これは、文章で書いても理解できません。ぜひ、自分でもプログラムを書いて実感してみてください。