相生コンピュータークラブ第2回~2回目からすぐにPythonを学びます~

2025年1月29日は、相生コンピュータークラブ2回目の開催です。 パソコン操作の練習もそこそこに、すぐにPythonプログラミングを始めます。

タッチタイピングとマウスの練習

クラブ活動のはじめに練習するのは、タッチタイピングです。タッチタイピングは、基本の「き」です。

Scratchと違って、Pythonでプログラミングをするなら、タッチタイピングは必須です。キーボード入力がおぼつかないと、力を入れるべきプログラミングに身が入らないからです。

タッチタイピングで使うツールは以下のとおりです。

無料タイピング https://manabi.benesse.ne.jp/gakushu/typing

寿司打 https://sushida.net/

そして、マウスの練習もします。

普段スマホやタブレットPCなど、タッチデバイスに慣れ親しんでいる世代のメンバーにとって、マウスは自然に手がいくものではないようです。これもマウスを使いこなせるように練習していきます。

ピヨコム https://piyocom.com

Pythonで多角形を描くプログラムをつくる

本日取り組むのは、Pythonで多角形を描くプログラムです。こちらも、わたしが色んなところで披露している実績のある内容です。

新しく参加したメンバーへのメニュー

4月3日の水曜日のクラブ活動から、あらたにメンバーが参加しました。導入メニューと大学入学共通テストの「情報」科目対策を実施しました。 Contents1 導入メニュー2 タイ…

前回作ったScratchのプログラムを思い出しながら、おなじように多角形を描くプログラムを作ります。

from turtle import *

t = Turtle()
t.shape('turtle')
pendown()

for i in range(5):
    t.forward(100)
    t.right(144)
done()

たった8行のコードを書くだけで、星型の図形が描けます。

ところが、はじめてプログラムを書くメンバーにとってはなかなか難しいようです。以下に間違えやすいところを記載します。

  • 「1(いち)」と「l(える)」と「i(あい)」を間違っていませんか?
  • 「b(びー)」と「d(でぃー)」を間違っていませんか?
  • 「p(ぴー)」と「q(きゅー)」と「9(きゅう)」を間違っていませんか?
  • 「5(ご)」と「s(えす)」を間違っていませんか?
  • カッコを正しく使っていますか?
    • [ ](大カッコ)   { }(中カッコ)           ( )(小カッコ)
  • カッコを始めたら([ { ( )、カッコを閉じて( )} ] )いますか?

一文字でも間違えると、本来期待した通りに動かないのがプログラムです。そして、そこが面白いところでもあります。

配布した紙の資料に書いてあるコードを、そのままパソコンに入力するだけなのに、メンバーは四苦八苦です。

この状況は、どのクラブであっても同じです。はじめの一歩は、だれもが同じく苦労しています。心配せずに王道を進んでください。

ただ、わたしが配布する資料は微妙に改良しています。どうやら子供には認識しづらいフォントがあるようです。書体や字の大きさは、メンバーの反応を見ながら改良を続けています

これが、出来合いの教材を使っていない相生コンピュータークラブの強みです。フィードバックをいただければ、さらに進化は加速します!

さて次回は、もっといろいろな画(幾何学模様)をPythonを使って描いていきます。