LINUXマシン~入門のプログラミング環境について考える~
11月6日の水曜日のクラブ活動は、メンバーの6割の出席がありました。今回から、新しく1名加入です。水曜日のクラブ活動も、当初考えていたより大所帯になってきました。
Contents
メニュー
- 18時00分~18時30分 タイピング練習とマウス練習
- 18時40分~19時50分 ゲームプログラミング(それぞれの進捗で)
- 19時50分~20時00分 あとかたづけ
タイピング練習とマウス練習
タイピング練習とマウス練習はいつものとおりです。
無料タイピング https://manabi.benesse.ne.jp/gakushu/typing
Google検索のWebアプリ https://www.google.com/search?channel=fs&client=ubuntu-sn&q=%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC
水曜日クラブのメンバーも、タイピング練習のときは静かになります。真剣に取り組んでいる証拠です。
タッチタイピングは身体技能です。まじめに練習していれば、ある程度まで確実に上達します。ある程度とは、入力速度が120字/分くらいです。入力速度が120字/分くらいあれば、普段づかいにまったく問題ないレベルです。
40~50字/分だとコンピューターの学習をするには、正直しんどいのです。どうせそのうちタイピングする機会はたくさん出てくるので、120字/分を目指しましょう。
入門のプログラミング環境について考えてみる
プログラミングを始めるにあたって、自身が使うパソコンについて心配されることが多いのです。よくある問い合わせは、以下のようなことです。
- パソコンが無いが、買う必要があるか。
- 古いパソコンしかないが、問題ないか。
それぞれ、わたしの回答を書きます。
プログラム学習用にパソコンを買う必要があるか
このような問い合わせをいただいたときは、「必ずしも買う必要はないですよ」と伝えています。
どうしても最新のパソコンを使いたいなら、ご自身で購入したら良いと思います。しかし、最新のパソコンは、入門のプログラミング学習にはオーバースペックです。最新のパソコンを買うとなると、最低でも10万円のコスト負担になります。入門レベルでは、このコスト負担は不要だとわたしは考えます。
自分用に専用のパソコンを手に入れたいなら、「古いパソコンをもらってくる」「2~3万円の中古パソコンを買う」といった手段でも入門レベルでは問題ありません。手に入れ方がわからないなら、わたしがアドバイスします。代替購入も可能です。
まず、プログラミング学習を始めるときの金銭的ハードルは低めにしましょう。
ちなみに、水曜クラブで貸し出しているパソコンは、中古市場で3万円を切るパソコンです。
プログラミング学習でコストをかけるべきはハードウエアではなく、書籍や動画などのソフトウエアです。
古いパソコンをプログラム学習に使っても問題ないか
これはまったく問題ありません。古かろうが、新しかろうが、パソコンとして環境が構築できればまったく問題ありません。
ただ、Windowsを使う場合は要注意です。セキュリティサポートが切れたOSを使うのはNGです。個人の責任の範疇で自宅で使うなら口出ししませんが、クラブ使うならサポートのあるOSを使ってください。2024年11月現在なら、Windows8.1以前のOSを使うのは認めていません。
では、結局新しいパソコンを買わなければならないのでしょうか。いいえ、Linuxをインストールするという手段があります。
実は、光都ICTクラブで使っている貸出用パソコンの多くは、Linuxをインストールしています。下の写真では4台のパソコンが使われていて、3台がLinuxが動いています。
使っているのはLinuxでも軽量のディストリビューションを使っています。そのため、Windowsを動かすと使い物にならないようなパソコンであっても、Linuxにインストールしなおすとサクサク快適に動きます。
操作感はWindowsと多少の差があるものの、入門・初級レベルでは気にならない程度です。
以上のような工夫で、一昔前と比べてプログラミング学習を始めるのにかかるコストがかなり下がりました。光都ICTクラブ(そのほか主催のクラブ含む)でプログラミング学習をはじめたい方には、プログラミング環境についての相談を受け付けています。パソコンのコスト負担が気になる方は、ぜひご相談ください。
そろそろ自分の作りたいゲームプログラムが見えてきた
プログラミング学習は、教材にそってそれぞれのペースで進めるのが、水曜クラブの特徴です。メンバーが増えてきて、全体の進捗をここで紹介できないのは申し訳なく思っています。
ただ、教材に関して、「高校の情報1の教科書より、よほどわかりやすい!」と大人メンバーより感想をいただいています。水曜クラブで使っている教材は『ゲーム作りで楽しく学ぶPythonの基本』(森巧尚著 マイナビ出版)です。
ところで、メンバーが教材を進めるにつれ、作りたいゲームの形が具体的になってきたようです。
目標が明確になるのは、たいへん素晴らしいことです。プログラムは、極めて明確な創造です。目標があいまいでは、作りようがありません。
この日は、AIをつかって、もうすこしだけ作りたいゲームを具体的にしてみました。
生成AIによると、50行くらいのコードでなんとなくそれっぽいゲームができました。でも、まだまだ改良すべきところがたくさんあります。自分が何を学習すべきか、見えてきたかな?