ラズPicoでキーパッドを動かそう〜その2〜
2023年11月10日(金)は、6割ほどの出席率でした。
- 18時00分~18時25分 タイピング練習
- 18時25分~19時50分 キーパッドの製作とプログラミング
- 19時50分~20時00分 あとかたづけ
先週に引き続き、今週も出席率は低めです。人数が少ないなら、少ないなりにできることをやるだけです。
タイピング練習
今回のタイピングの練習は、英語入力です。使う教材は、下のサイトのWebアプリです。
https://manabi.benesse.ne.jp/gakushu/typing/
先週ちらりと書いた「成果のグラフ化」は、残念ながら間に合いませんでした。早いうちに配りたいと思います。
キーパッド製作〜その2〜
タイピング練習が終わったら、先週に引き続きはんだ付けとコーディングです。
はんだ付けを初めて経験したメンバーがほとんどですが、あっというまに上達しています。プログラムだけでなく、はんだ付けができると、実生活で実現できることが圧倒的に増えます。
さて、はんだこてが2本しかないので、手待ちが発生するメンバーは並行してコーディングします。
実践的なシステム製作にコーディングは必須です。今のところ、手入力でコーディングするのが標準です。手入力に変わるツールはいくつか実用化されているものの、手入力を完全排除するまでにはいたっていません。まずは手入力でコーディングを覚えてしまうのが、一番汎用的な力を育みます。ということで、タイピング練習もしばらくは必修です。
コーディングの内容は、教科書のとおりです。まずは教科書通りに入力して、キーパッドの動きを確かめます。
わたしは、すでに動作確認を終わらせています。そこで動作について思うところあり、コーディングを変える必要を感じています。教科書通りのコーディングをしてみて、「もっとこう動くといいのに……」「こうあってほしい……」を実現するためにコードを変えていきます。メンバーにも、この手順を追ってもらいます。
来週には、メンバーのうち何人かは教科書通りに動かせそうです。
コーディングの注意点「円マークとバックスラッシュ」
コーディングの注意点で、教科書通りに入力できないことがあります。そのひとつが「円マークとバックスラッシュ」です。
これは環境によって表示が変わります。教科書も「円マーク」で書いてあったり、「バックスラッシュ」で書いてあったりします。日本語キーボードには、「円マーク」が書いてあるにも関わらず、環境によって「バックスラッシュ」が画面に表示されます。
結論を言うと、これは「どっちでも良い」のです。専門的なことを書くと、円マークもバックスラッシュも文字コードが同じなので、コンピューターの内部的には同じ意味です。単に人間からの見た目が違うだけです。「円マークとバックスラッシュは同じ」と覚えておいて差し支えありません。
Thonnyの補完機能
「コーディングは1文字ずつ入力していくのが基本」といいつつ、コーディングを楽にする機能があります。プログラマーは元来「(同じ結果なら)積極的に楽をしたがる」人種なのです。
コーディングのお助け機能として、Thonnyには「補完機能」があります。これは、コード入力中に「Tab」キーを押すと、入力すべきコードの候補がいくつか表示される機能です。
例えば下の図だと、「ke」を入力し「Tab」キーを押したところです。「ke」からはじまるキーワードが選択肢として提案されています。
なお、詳しい設定は別の記事に譲ります。「ラズPicoことはじめ」で、詳しく書くつもりです。
この補完機能を使うことで、コーディングスピードが向上します。そして入力間違いも少なくなるので、積極的に使っていただきたい機能です。
補完機能を、わたしは学校で教わった記憶がありません。学生当時の先輩にLinuxを教わっているときに、補完機能をついでに教えてもらった覚えがあります。日常的にコーディングをしている人にとっては当たり前の機能なので、わざわざ授業などでは教えないかもしれませんね。