こんにちは。光都ICTクラブの中原です。
光都ICTクラブは、2023年5月から活動をしているICTクラブです。ICTクラブとは、かんたんにいうとコンピューターやプログラムを使って、自分の作りたいものを創り出すクラブです。どのような楽しいことをしているのかを知ってもらうために、ホームページを作りました。
わたし自身は、コンピューターやプログラム、電子工作の世界に人生のほとんどをどっぷりとつかってきました。この大好きな世界の楽しさを、ぜひ多くの人にも感じてほしい! いっしょにやろうよ! とという思いで活動しています。
そして、活動の理由はもう一つあります。わたしが子供のとき、この大好きで魅力的なコンピューターとプログラムと電子工作の世界に引き込んでくれる大人が身近にいませんでした。「やりたい!」のに、どう始めればいいのかわからなかったのです。わたしと同じような気持ちでいる人たちが、わたしと同じような残念な思いをしないように活動しています。
活動を続けているうちに、メンバーの「わかった!」「できた!」という顔をよく見るようになりました。そして、一度理解できると自分で創意工夫して新しいプログラムを書き始めます。それは、子供も大人もおなじです。クラブでは、わたしもメンバーと一緒に悩み、考えます。だからこそ、問題が解決したときのメンバーの喜びにあふれた顔を見ると、わたしもまるで自分のことのように嬉しくなります。
クラブでは、メンバーに「先生」と呼ばれることがあります。しかし、わたしは「教師」ではありません。メンバーが解決したい課題に、わたしも必ずしも答えを知っているわけではありません。わたしも、メンバーと一緒に答えを探す仲間なのです。
プログラムや電子工作は、とても正直です。正しく作れば正しく動き、まちがって作ればまちがって動きます。自分の上達がはっきりと見て取れるところが特徴です。
長年このICTの世界に携わってきて、コンピューターやプログラムがどれだけ難しいかをしみじみ感じています。
でも、難しいからこそ楽しいのです。難しいからこそ熱中できるのです。
自分で考えたプログラムや、作り上げた電子回路が、まったく思っていたとおりに動いたときの喜びは何にも変えられません。そんな喜びを、光都ICTクラブで体験してください。
そして、活動を続けているうちに、わたしと一緒にクラブのメンバーをサポートしてくれる仲間が増えてきました。彼らも、いま学び始めたメンバーと同じように、プログラムや電子回路を作っていくときに、つまづき、悩み、苦しんできました。だからこそ、メンバーと同じ目線で、難しさが理解できます。光都ICTクラブでは、そんなサポートメンバーが親切に皆さんを支えてくれます。
楽しい、楽しいプログラミングと電子工作の世界へようこそ。
クラブ概要
播磨科学研究都市「光都」に拠点をおいているICTクラブです。また、太子、龍野、相生でもクラブ展開しています。
目的
ICT技術で、「作りたい!」「解決したい!」を叶える。
主な活動内容
- RaspberryPi Picoを使ったプログラムおよび電子回路の学習と創造
- Pythonプログラムの学習
- WEBデザイン(HTML、CSS、JavaScript等)の学習
- タッチタイピングの習得
- 生成AIをもちいたプログラミング
- コンピューターを実生活に活かす考え方の習得
対象年齢
11歳~おとな(上限なし)
現在、小中学生・大学生・40代のおとなで活動中です。
キーボードでアルファベットを入力するため、アルファベット(大文字・小文字)が不自由なく読める年齢として11歳を下限としています。
年齢が対象からはずれていても、活動内容に真剣に取り組めるのであれば参加できます。
クラブの野望
メンバーが作ったものを、世の中に製品として販売する。
メンバーからビル・ゲイツのような人物を輩出する。
スタッフ紹介
中原 崇宏(なかはら たかひろ)
「なぜ一字一句手入力しているの?」16歳の私がVisual Basicを必死にタイプしていると、クラスメートがそう尋ねました。「コピペという効率的な方法を知らなかっただけ」—この真面目すぎる失敗が、皮肉にも以来ずっと続くプログラミング愛の始まりでした。
JR西日本で新幹線のシステム保守・設計・構築などを経験したのち退職。火力発電所・公立小学校講師・職業訓練講師を経験し、職種は違えど、すべてシステム・プログラミングに関わる仕事をしてきました。
現在は、PythonとMicroPythonを使って開発することが多いです。わたしの真価は「見えない要望を見える仕様に変換する通訳力」にあります。新幹線指令所の建設プロジェクトでは、指令員の「なんとなく使いにくい」という漠然とした声を、具体的なUX改善仕様へと翻訳。この経験から、技術と人間の架け橋となる喜びを知りました。
週末は100km超のロードバイクで「体力の限界」と、囲碁で「思考の限界」に挑戦中。この二つの趣味を通じて、目の前の具体的事象から本質を見抜く「抽象化」と、抽象的な概念を実践に落とし込む「具体化」の行き来に興味を持ち始めました。
プログラミングクラブでは、初心者の方々の「わからない」を「わかる」に変換するお手伝いをしたいと考えています。同時に、メンバーの多様な視点から、抽象化の新たなアプローチを学びたいと思います。
「コードは論理の結晶ですが、その前に人間の思いがあります」—私のモットーです。技術と人間の懸け橋となる対話の場を、ぜひ一緒に創りましょう。
ほかにも、こんなスタッフがサポートします
研究革新の実践者 — 当クラブの卒業生でもある、大学研究をプログラミングによって一新した経験を持つスタッフが、学術分野での応用例を紹介します。
現役高校生エンジニア — 経験は浅いけれど、プログラミングの発想や学習方法が新しくて斬新。プログラム悩んだ経験が最近なので、メンバーにもっとも寄り添ったサポートをします。
ロボコン全国大会出場者 — 高専ロボコンで全国の舞台を経験したスタッフが、メカニクスとプログラミングの融合について実践的な知識を提供します。
ロボティクス開発のプロフェッショナル — ロボット制御工学を専門とし、実際のロボティクス開発に携わった経験を持つスタッフが、理論と実践の架け橋となります。
よくあるご質問
途中からの参加でも問題ありませんか? ついていけますか?
途中参加でもまったく問題ありません。
となりに座ったメンバーに、プログラミング方法を積極的にきけば、はやくメンバーと同じくらい上手になれます。
また、太子と相生では入門の入門講座を実施しています。
はじめてパソコンを触るといった段階の方は、こちらへの参加もご検討ください。
Scratch(スクラッチ)を教えていないのですか?
Scratchの学習を積極的に実施することは、考えていません。
Scratchは、プログラミング経験のない人でも視覚的・直感的にプログラミングできるように開発されたビジュアル言語です。そういった経緯から、小学校や中学校のプログラミング教育で取り入れられてきた経緯があります。教える側の先生も、専門的にプログラムを学んできたわけではないので、ビジュアル言語のほうが教えやすいという実情もあります。つまり、「Scratchは教育用のプログラム言語」といえます。
教育用のプログラムであるScratchは、現在のところ実用的ではありません。あくまで、「プログラムを学習するきかっけとして」「初歩のプログラミング学習の教材として」の位置づけです。高校、大学、そして社会人へと進むに連れ、Scratchでは対応できなくなります。Scratchを極めたとしても、将来活用できる場面がありません。どうせなら、将来使える場面が多く、かつほかのプログラム言語への移行も容易なPythonを積極的に学びましょう。
以上の理由から、光都ICTクラブではScratchを積極的に学ぶことはありません。もちろん、学習の補助としてScratchを使うことはあります。しかし、Pythonを学ぶための補助線とお考えください。
休みの連絡は必要ですか?
事前にわかるのであれば、連絡いただけると助かります。
当日の連絡の場合、わたしからの返信ができないことがあります。
小学4年生ですが、参加できますか?
アルファベットが読めれば、参加できます。一生懸命取り組めば、ハンディキャップはありません。
実際に、小学4年生が何人か参加しています。中学生以上のメンバーに負けず、ある領域ではむしろ勝つくらいに優秀です。
大人ですが、参加できますか?
大学生や大人のメンバーも参加しています。小学生や中学生ほど柔軟になんでもおぼえるわけにはいきませんが、たくさんの経験や周辺知識を活用できるのが大学生や大人の強みです。
自分なりの課題を作れば、あっというまに上達してしまいます。
現金以外の決済方法はありますか?
PayPayでもお支払いいただけます。
パソコンを持っていません。参加できますか?
クラブ活動中に貸し出せるパソコンがあります。数量に限りがあります。事前にご相談ください。
小学生用にパソコンを買おうと思います。どのようなパソコンがおすすめですか?
7〜10年前のパソコンで、現在の中古価格が2〜4万円程度であれば、クラブ活動にさしつかえないほどには使えます。Word、ExcelなどのOfficeソフトは不要です。
ただし、Windowsだと遅すぎて使い物にならない場合があります。その場合は、クラブでLinuxに入れ替えることもできます。Linuxだと快適に使えます。メンバーの3割位は、OSをLinuxに入れ替えて使っています。くわしくは、ご相談ください。